装具の相談って、誰に?どこにいけばいいの?

〈キーワード〉 相談先・専門職・補装具外来
※このコラムは、一般の装具使用者やそのご家族向けの内容です。
すべての方に当てはまる内容ではありませんので参考程度にお読みください。
装具に関して何で困っているか
日ごろから装具を使用しているけれど、装具について不安や疑問を感じたことはありませんか?
例えば、以下の図を見てみてください。思い当たるものはありませんか?
(詳しくは、装具が壊れていないか、自分でチェックするシートを大公開!をご参照ください)
こんなとき皆さんはどうしていますか?装具の修理や作製をしたいと思ったとき、「誰に相談すればいいの?」「費用はどれくらい?」「このまま使っていて大丈夫なの?」など困ったことはありませんか?そんな現場でよく聞かれる声を、以下の図にまとめました。
実は、装具は修理をしたり、もう一度作り直したりすることが出来ます。そこで、今回のコラムでは「こんなとき、まず誰に、どこに相談すればよいのだろう?」そんな疑問にお答えします。
装具に関わる専門職
装具の選択や活用には、さまざまな専門職が連携して関わっています。病気になって間もない急性期の医療現場から、続く回復期、そして退院後の在宅生活に至るまで、装具の使用には多くの職種の支えや連携が欠かせません。装具に関わる職種の全体像を図に示します。
誰に相談すればよいか。
1)入院中で装具の作製を検討している場合
現在、医療機関に入院中の場合、担当の理学療法士や主治医にまずご相談ください。
2)退院後に在宅・施設で生活をしている場合
デイサービスやデイケアなどの通所施設を利用していたり、訪問リハビリなどで理学療法士と関りがある場合または装具に関わりがあるかかりつけの医師がいる場合は、まずそちらに相談してみてください。個々の状況に応じて、誰に相談したらよいかを図で示しました。。
どこに相談に行けばよいか
装具に関する相談先の例を以下に示します。
1)埼玉県総合リハビリテーションセンターの補装具外来
https://www.pref.saitama.lg.jp/rihasen/annai/byouin/hosogu-gairai.html
こちらの施設では、装具に関するあらゆるお悩みに対応したご相談を受け付けております。
詳しくは、上記URLから直接問い合わせをしてください。 補装具外来:金曜日午後
まとめ
1.装具を使用する中で、「修理や再作製をしたい」「誰に相談すればよいのか」「このまま使い続けて大丈夫なのか」など、不安や疑問を感じる具体的な例を示しました。
2.装具に関する相談や修理、作製に関わる専門職をご紹介しました。
3.装具について困ったとき、最初に相談すべき相手を示しました。
4.装具に関する相談ができる病院や施設をご紹介しました。
文責 日本保健医療大学 理学療法士 中野克己