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装具のベルトがくっつかない・ちぎれそう...どうしたらいいの?

<キーワード>
下肢装具、装具ベルト、応急対処法、交換

※本記事は、全ての方に当てはまる訳ではありませんので、参考程度にご利用ください。

「装具のベルトがうまくつかないけど、どうすればいいの?」

この疑問を解決します。

本記事の内容
・装具のベルトがうまくつかないと何が問題なの?
・今すぐ誰でもできる!装具のベルトがくっつかない時の応急対処法
・装具のベルトは交換できる

本記事を読むことで、装具ベルトがうまくつかない時の解決手段や普段からできることを理解できます。

装具のベルトがくっつかない・ちぎれそう...どうしたらいいの?

装具のベルトがうまくつかないと何が問題なの?

装具のベルトは、歩行中に装具がずれることを防ぎ、足を滑らせたり、つまずいたりするのを防ぐためにあります。装具は靴と同じように足へフィットしていることが重要です。

ベルトをつけずにそのまま歩いたりすることで、足に傷ができることや足の変形を招くこともあります。

このように、ベルトの不具合は生活に影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要となります。

今すぐ誰でもできる!装具のベルトがくっつかない時の応急対処法

装具のベルトは比較的、不具合が生じやすい箇所になります。使い方が悪いわけではありません。その多くは毎日使用しているため、少しずつ傷んでしまうことが原因と考えられています。

装具のベルトがくっつかない時どうすればいいのか?

装具のベルトには、マジックテープ部分にほこりや毛玉が付いていることがあります。つまようじなどで、ほこり・毛玉を取り除いてみましょう。

装具のベルトがくっつくようになれば、しばらくはそれで様子を見てみましょう。しかし、同じことがいずれ起こることが考えられます。早めに装具のことを相談できる方に「ベルトがくっつきにくいこと」を相談することをお勧めします。

装具のベルトがくっつかない・ちぎれそう...どうしたらいいの?

次に、装具のベルトのマジックテープからほこりを除去したけど、やっぱりくっつかない。または、装具のベルトがちぎれそうという場合は、他にどのような方法があるでしょうか。

装具ベルトは交換できる

実は、装具の修理内容で最も多いのは「ベルトの交換」です。
修理するには装具支給制度(障害者総合支援法)を利用する場合と、自費でお支払いする場合があります。
装具支給制度を利用する場合は、一部負担でベルトの交換ができます。少しでも不具合や心配なことがありましたら自分で決めずに装具を作製した病院や義肢装具士さんに連絡をとってみることをお勧めします。

まとめ

本記事では、装具ベルトがちぎれそう・くっつかない時どうしたらよいかを解説しました。

装具ベルトが必要な理由は、
1. 歩行中に装具がずれたりして、つまずいたり、滑ったりしないようにするため。
2. 安全な生活動作を継続するため

でした。

装具ベルトがくっつかない時は、
1. ベルトのマジックテープの中にあるほこりや毛玉をつまようじなどで除去する

装具ベルトがちぎれそうな時は、
1. 装具ベルトを交換できるか相談する
2. 修理するには装具支給制度(障害者総合支援法)を利用する場合と、自費でお支払いする場合がある

装具のベルトがくっつかない・ちぎれそう...どうしたらいいの?

近くに装具のことを相談できる人がいない場合は、埼玉県装具対応施設一覧(リンク)から近くの相談場所を探してみてください。

文責:平成の森・川島病院 理学療法士 松岡廣典